インターネットの札幌NOC(Network
Operation Center)が設置され、インターネットへの接続環境が整ったことを受け、ネット上で発信するコンテンツについても検討が必要になりました。
そこで、通商産業省(当時)の補助事業を活用し、北海道の歴史、文化、生活等、郷土の情報をマルチメディア技術を使って表現し、マルチメディア・データベースを構築する事業(ハイパー風土記 札幌)に、初めて、HTMLによるWorld Wide Webの開発プロジェクトとして取り組む事とし、1994年8月、(財)札幌エレクトロニクスセンターが事務局となって「ハイパー風土記 札幌 運営委員会」が組織されました。
このWebコンテンツの制作は、市民、企業、学校等に参加を呼びかけ、写真素材の提供だけでなく、参加者自身がHTMLファイルを制作する草の根の方法で行われ、最終的に、400人以上の市民、学生、生徒、写真家などが参加し、ファイル数15,300、ページ数にして4,000頁を超える、巨大な地域マルチメディア・データベースが完成し、CD-ROM化して配布されました。 その後も、ネットワーク上ではコンテンツが追加され、「仮想の町」は成長し続けました。
このWebデータベースは、"SAPPORO"を逆読みした"OROPPAS"(オロパス)という愛称で、「Intercity OROPPAS」と呼ばれ、それは「ネットワーク上の開拓史」の意味を持ち、ネット上に新しい仮想のWeb都市アーカイブを作り、実在する札幌の都市機能との相互作用によって、コミュニケーションの拡大、ひいては地域活性化につなげようという想いが込められた画期的な試みで、1996年の公共ホームページ・コンクールで「コミュニティ奨励賞」の表彰を受けました。 |